【技術コラム 『減速機』第2回】

自転車のギアと同じ?「減速比」と「トルク」の魔法

ギヤードモータの最大の強みは、「高速回転」を「ゆっくりだけれど力強い回転」に変換できることです。 

この「モータの回転数をどの程度下げるか」を示す比率を『減速比』と呼びます。 

計算は非常にシンプルです。

【出力軸回転数 = モータ回転数 ÷ 減速比】 

例えば、モータ単体が1,500rpmで回っているところに、減速比「1/30(30:1)」の減速機を組み合わせたとします。 すると、最終的な出力軸の回転数はおおよそ50rpmまで大きく下がります。 

しかし、スピードが落ちた代わりに、理論上は「元のモータの約30倍」という強大なトルク(回す力)を得ることができます。

これは、自転車のギアチェンジに似ています。 急な坂道を登る時、一番軽いギアに切り替えるとスピードは落ちますが、足元のペダルはとても軽くなり、力強く登ることができますよね。

減速比を操ることで、小さなモータでも重たい荷物を持ち上げられるようになるのです。 ---