【技術コラム 『減速機』第3回】
ルトコンベヤで考える、失敗しないモータの選び方
ギヤードモータを選ぶ際、ただ「モータの回転数」だけを見て選ぶのは非常に危険です。
例えば「ベルトコンベヤ」を動かしたい時、最も重要なのは「モータが何回転するか」ではなく、「ベルトがどのくらいの速度で動くか(搬送速度)」です。
ベルトの移動速度は、モータの出力軸に取り付けられたローラやプーリの「直径」によって劇的に変わります。
【搬送速度 = ローラ外周長(直径×3.14) × 出力軸回転数】
例えばローラ径が100mmの場合、外周長は約314mmです。 これを1分間に50回転(50rpm)させると、314mm × 50 = 約15,700mmとなり、コンベヤは「1分間に約15.7m進む」という計算になります。
現場のエンジニアは、まず装置側で「何をどのくらいの速度で動かしたいのか」を明確にします。 そして、そこから「必要な出力軸回転数」を逆算し、それに合う「減速比」を選ぶというプロセスを踏むのです。 後から制御回路で無理やり速度を合わせようとすると、トルク不足に陥るため、最初の減速比の選定が命となります。
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