【技術コラム 『ノイズ』第5回】

アンテナ化を防ぐ!配線と筐体で行うノイズ対策

回路の工夫に加えて、「配線」と「筐体」の物理的な取り回しもEMC対策の要です。

■ 配線の鉄則

・長くしない:配線が長すぎると、意図せず「アンテナ」の役割を果たしてしまい、ノイズを空間に放射してしまいます。 

・ツイストペアやシールド線の活用:電流の行きと戻りの線をねじり合わせる(ツイストする)ことで、発生する磁界を互いに打ち消し合い、ノイズの放射をある程度抑えられます。

・信号線と離す:大電流が激しく変化するモータ電源線の近くに、センサーや他機材の通信線を這わせてはいけません。 交差させる場合は必ず「直角」に交差させ、影響を最小限にします。

■ 筐体(アース)の鉄則

モータの金属ケースと装置の筐体を電気的につなぎ(ボンディング)、高周波ノイズを逃がす経路を作ります。 ただし、塗装や酸化膜があると電気が通らないため確実な導通の確認が必要です。 アース不良は静電気やノイズの逃げ場をなくし、システム機能不全の最大の原因となります。 

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