【技術コラム 『速度制御』第6回】

制御の集大成「サーボモータ」とブラシレスモータ

全6回にわたり、モータの速度制御技術について解説してきました。

速度制御、電流制御、そしてフィードバック制御。これらの制御技術を究極まで研ぎ澄まし、「指定された位置に、指定された速度と力で正確に移動して止まる」ことに特化したのが『サーボモータ』です。

ロボットの関節や工作機械など、現代の精密な自動化システムはすべてこのサーボモータ(サーボ制御)によって実現されています。

また、制御技術の進化によってモータの常識も変わりつつあります。 

昔ながらの「ブラシ付きDCモータ」は、電池をつなぐだけで回る手軽さが売りでした。 対して、現代の主流である「ブラシレスDCモータ」は、回すために必ず専用の電子回路(ドライバ)が必要になります。

「回路が必須なんて面倒だ」と思われるかもしれませんが、ドライバが必須だからこそ、そこにPWM制御やフィードバック制御をあらかじめ組み込んでおくことができ、長寿命で高機能な「速度制御付きモータ」として圧倒的な使い勝手を提供できるのです。