【技術コラム 『ノイズ』第5回】
防音室と電波暗室。ノイズを「可視化」する測定技術
モータの騒音やノイズを対策するためには、まず「見えない敵を可視化(測定・解析)」しなければなりません。
しかし、騒音や電磁波の測定は普通の部屋ではできません。 私たちの周りには、話し声や足音、スマホの電波など、目に見えないノイズが飛び交っているからです。
そのため、音を完全に遮断する「無響音室」や、外部の電波を遮断する「電波暗室」といった高価な専用施設を使って、純粋なモータだけのノイズを測定します。
ただ数値を測るだけではありません。「周波数解析」という技術を使います。
例えば「軸が1回転するごとに1回ピークを持つ音」が検出されれば、第2回で解説した「ロータの重さの偏り」が原因だと推測できます。
ノイズの波形を細かく分解し、どの部品のどんな動きが騒音を出しているのかを特定(解析)して初めて、ピンポイントな対策が打てるのです。
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