【技術コラム 『磁石』第1回】

モータの心臓部「永久磁石」と回転の原理

ほとんどのモータには「永久磁石」が入っており、回転運動を生み出すためになくてはならない重要な役割を果たしています。 その影響力は、モータの回転数やトルク(力)、電流値といった基本性能のすべてを決定づけるほどです。

では、モータの中で磁石はどのように働いているのでしょうか。 

少し想像してみてください。 机の上に小さな磁石を置き、そこに別の磁石のN極同士を近づけると、机の磁石は反発して逃げるようにスライドしますよね。 逆にS極を近づければ、引き寄せられてくっつきます。 

今度は、セロテープの芯のような「円筒」の内側の壁に磁石を置き、手で持った磁石のN極を近づけてみます。 すると、内側の磁石は反発して円筒の壁に沿って逃げるように動きます。 これを繰り返せば、ぐるぐると回る「回転運動」が生まれます。 

実際のモータでは、手の代わりに電流を流すと磁石になる「コイル(電磁石)」を使います。 コイルに流す電流を切り替えることで、手の代わりにN極とS極を次々と変化させ、永久磁石を追いかけ回す(あるいは逃げ回らせる)ことで回転力を生み出しているのです。

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