【技術コラム 『磁石』第2回】
ブラシレスとステッピング。構造で変わる磁石の役割
モータの種類によって、永久磁石の使われ方は大きく異なります。
■ ブラシレスDCモータ(BLDC)
永久磁石が回転する軸(ロータ)側にあり、外側の固定されたコイル(ステータ)の電流を電子回路でコントロールして回します。 摩耗するブラシがないため寿命と耐久性に優れています。
■ ステッピングモータ
ブラシレスモータと同じく回転する側に永久磁石がありますが、構造に大きな工夫がされています。
ブラシレスモータの永久磁石の極数(N極・S極の数)が多くても16極程度なのに対し、ステッピングモータは「100極」などという桁違いに細かい磁極を持っています。 これにより、歯車のように小刻みに回転させることができ、産業用ロボットなどの超高精度な位置決めに用いられるのです。
このように、同じ永久磁石でも「極数」を変えることで、モータの性格は全く異なるものになります。 次回は、モータの絶対的な性能を左右する「磁石の素材」について解説します。
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