【技術コラム 『エンコーダ』第5回】

適材適所。位置決めに使われる「3つのモータ」

位置決め制御を行うには、目的に合ったモータを選ぶ必要があります。 

1. ステッピングモータ 

パルス信号を送ることで、一定角度ごとに「カクカク」と動くモータです。 センサー不要(オープンループ)で中程度の位置決めができるため、プリンタなどで安価に導入できます。 ただし、負荷が大きすぎると指示についていけず止まってしまう「脱調」のリスクがあります。 

2. サーボモータ 

エンコーダを標準搭載し、常に現在位置を監視(クローズドループ)しながら動く究極のモータです。 高速・高精度で負荷変動に強いため産業用ロボットなどで必須ですが、制御が複雑でコストは最も高くなります。

3. ブラシレスDCモータ

本来はファンやポンプのように回り続けるのが得意なモータですが、後からエンコーダやホールセンサを追加することで「位置決めモータ」として化けます。

「指定位置に止まれば多少の誤差はOK」という搬送装置などにおいて、高価なサーボモータの代わりに低コストで導入できる、非常にバランスの良い「簡易サーボモータ」として重宝されています。

---