【技術コラム 『ACモータ』第7回】

ACモータを自在に操る魔法の杖「インバータ」の正体

ACモータの回転数は、コンセントから送られてくる電源の周波数(50Hz/60Hz)で固定されてしまいます。 しかし現代のエアコンの風量などは、自由に変えられますよね。 

固定されたACモータに柔軟な動きを教え込む魔法の装置。それが「インバータ」です。

■ インバータの役割と仕組み

インバータは、「入力された交流の電圧や周波数を、好きな値に変えて出力する」装置です。 

周波数と電圧をバランス良く上げる「V/f制御」や、電流を非常に複雑な計算でコントロールして高精度な運転を行う「ベクトル制御」などにより、モータの汎用性を劇的に高めます。

■ 最も美しい恩恵「省エネルギー」

私がインバータ最大の功績だと思うのは、省エネ効果です。 

昔は大型ポンプで水を全力で流しっぱなしにしながら、バルブ(弁)を絞って無理やり水量を調整していました。 しかしインバータがあれば、「必要な時に、必要な分だけモータを回す」ことができます。 これぞまさに、現代のサステナブルな社会に必須の技術と言えます。 

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