【技術コラム 『IP規格』第1回】
スマホでお馴染み「IP規格」とは?モータと防水の歴史
スマートフォンのスペック表などで、「IP68」といった表記を見たことがある方は多いと思います。
この「IP」とは「Ingress Protection」の略であり、直訳すると「侵入保護」となります。 つまり、水やチリ、ホコリなどの異物が機器の内部に侵入するのを防ぐ機能(防水・防塵仕様)を有していることを意味します。
最近のイヤホンや腕時計など、身の回りに防水デバイスが増えたことで新しい技術のように感じられるかもしれません。
しかし、工業用のモータにおいては、水を運ぶポンプなどを代表として、昔から水や湿気と戦い続けてきた長い歴史があります。
水や湿気の影響を受けやすい環境では、モータ内部に少しでも水分が侵入すると、たちまちショートや腐食を引き起こします。 適切な防水設計がなされているかどうかが、製品の寿命や安全性を大きく左右するのです。
今回から全8回にわたり、モータ設計における「防水・防塵対策」、そしてその先にある「防爆」の最前線について解説していきます。
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