【技術コラム 『エンコーダ』第7回】
人と機械が共存する時代の絶対安全「セーフティエンコーダ(PLe)」
AGVや協働ロボットが普及し、「人間が働いているすぐそばで、機械が自動で動き回る」のが当たり前の時代になりました。
ここで一つ、恐ろしいシナリオを考えてみましょう。人間のそばを走っているロボットアームやAGVの「エンコーダが突然壊れた」としたらどうなるでしょうか。
モータは現在位置を見失い、フィードバック制御が暴走して人に衝突する大事故に直結してしまいます。
そこで現在、国際安全規格(ISO 13849-1など)において最高レベルの安全性が求められる現場で必須となっているのが、「PLe(パフォーマンスレベルe)」などの認証を取得した『セーフティエンコーダ』です。
通常のエンコーダとしての位置検出機能に加え、「センサー内のLEDが切れた」「ノイズで通信が途絶えた」といった『エンコーダ自体の異常』を瞬時に自己診断し、システム全体を安全に強制停止(セーフトルクオフ:STOなど)させるための厳密なフェイルセーフ機能が備わっています。
人と機械が共存する現場では、もはや精度だけでなく、この最高レベルの「絶対的な安全性(PLe)」を担保するセーフティエンコーダがなければ稼働が許されないのです。
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