技術コラム 『ACモータ』第3回】
ACモータとDCモータの基本的な違い〜「波」と「川」〜
今回は、そんなAC(交流)とDC(直流)の性質が、「モータ」にどう影響しているのかを見ていきましょう。
ACモータとDCモータは、その名の通り、使用する電源の種類によって分かれています。
■ 電気の流れ方の違い
電気の性質を水に喩えてみましょう。
・AC電源(交流):電流の向きが周期的に入れ替わります。 言うなれば「寄せては返す波打ち際」です。
・DC電源(直流):電流が常に一定の方向に流れます。 こちらは「常に上流から下流へ流れる川」です。
■ モータが回る仕組みへの影響
モータは、内部の磁石同士の引力と反発力(回転磁界)を利用して回ります。
ACモータは、電流の向きが自然と入れ替わる「波」の特徴をそのまま利用して、ごく自然に回転する磁界を作り出します。
一方、DCモータは、ただ電流を流すだけでは一方向にしか電気が流れない「川」のため、N極・S極を切り替えることができません。 したがって、電流の向きを人工的にコントロールするための機構や電子回路がどうしても必要になります。
この根本的な違いが、それぞれのモータの「性格」を大きく決定づけています。
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