【技術コラム 『寿命』第1回】

モータの「寿命」とは何か。スマホやノートPCで考える

一般的に、電気機器の「寿命」と聞くと、「壊れた」「全く動かなくなった」という状態をイメージしがちです。 

しかし実際には、たとえ動いていたとしても、「求められる性能が出なくなった状態」のことを、エンジニアの世界では「寿命を迎えた」と表現します。

分かりやすい例が「スマートフォンやノートパソコン」です。 

数年使い続けているうちにバッテリーの持ちが悪くなり、スマホなら頻繁な充電を強いられたり、ノートパソコンなら「電源ケーブルをつなぎっぱなしでないとすぐにシャットダウンしてしまう」といった経験をされた方も多いでしょう。

これは物理的に機器が完全に壊れた(電源が入らない)わけではありませんが、求める性能(単独での長時間駆動)が出ていない状態であり、「寿命が来た(交換時期である)」と言い換えることができます。

モータにおいても全く同じです。 

「回ることは回るが、決められたトルク(力)が出なくなった」「異音がして精度が落ちた」。これらはすべて、モータが「寿命」を迎えたサインなのです。

次回は、モータの寿命を縮めてしまう様々な「要因」について解説します。

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