【技術コラム 『ノイズ』第4回】
単体では問題ないのに…「共振」の恐怖
モータメーカーでの単体テストでは完璧に静かだったモータが、お客様の装置に組み込んだ途端に凄まじい騒音と振動を放つことがあります。
その最大の原因が「共振(構造的要因)」です。
すべての物体には、揺れやすい特定の周波数(固有振動数)があります。
モータの回転から発生するわずかな振動の周波数が、たまたまお客様の装置のフレームの固有振動数と一致してしまった時、「共振」という現象が起きます。
これは、微弱な地震の揺れが、特定の高層ビルだけを激しく揺らして崩壊させる現象と同じです。 モータ単体では微細な振動でも、装置全体と共鳴することで破壊的な騒音となって現れるのです。
これを防ぐには、防振ゴムやバネ・ゴム板を挟んで振動の伝播を遮断するか、モータの回転数やフレームの材質を変更して「振動数をずらす(共振させない)」といった、システム全体での対策が必要になります。
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