【技術コラム 『PWM』第3回】

熱を出さない魔法。PWM制御が選ばれる3つのメリット

モータの速度を変える方法は、ギアを使ったり、抵抗器を使ったりといくつかあります。 しかし、現代のモータ制御においてPWMが圧倒的な主流となっているのには、明確な理由があります。 

メリット1:速度制御が圧倒的に「容易」

Duty比(ON/OFFの比率)を変えるだけで、モータの回転数を無段階で、しかも極めて幅広い範囲で連続的にコントロールできます。 回路構成も比較的単純で導入しやすいのが特徴です。 

メリット2:余分な熱を出さない(低発熱)

これがPWM最大の強みです。 例えば「可変抵抗器」を使って電圧を落とそうとすると、落とした分の電圧は「抵抗による熱」として空気中に無駄に捨てられてしまいます。 しかしPWMは「単にスイッチをOFFにしている時間を作るだけ」なので、無駄な電力損失が発生せず、熱も出ません。

メリット3:究極の省エネ

必要な時に必要な出力だけを出すことができます。 この省エネ効果こそが、PWMが私たちの生活に欠かせない技術となっている最大の理由です。 次回は、誰もが知っている身近な活用例をご紹介します。

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