【技術コラム 『ブレーキ』第1回】
モータに「ブレーキ」が必要な理由と、意外と知らない3つの種類
モータは「回す」ためのものですが、様々な機械システムを構築していると、実は「止める」ことが非常に重要になる場面が多々あります。【技術コラム 第1回】モータに「ブレーキ」が必要な理由と、意外と知らない3つの種類
モータは「回す」ためのものですが、様々な機械システムを構築していると、実は「止める」ことが非常に重要になる場面が多々あります。
もちろん、自転車のブレーキのように外部に別の停止機構を取り付けることも可能ですが、それだと部品点数が増え、スペースもコストも余計にかかってしまいます。
そこで活躍するのが、モータ自体に回転を急停止させる機能が備わった「ブレーキ付きモータ」です。
特に重い機械を動かしたり、安全性が絶対条件となるシステムにおいて重宝されますが、すべてのモータに標準装備されているわけではありません。
■ モータのブレーキ、主な3つの種類
ブレーキ付きモータには、大きく分けて3つの仕組みがあります。
1. 電磁ブレーキ:皆さんがイメージするブレーキに一番近いものです。 回転体にブレーキパッドを押し付け、その摩擦力で物理的に止めます。
2. ダイナミックブレーキ:モータの回転エネルギー(逆起電力)を利用して、電子回路の力で自らを急停止させるブレーキです。
3. 回生ブレーキ:回転するモータを「発電機」として利用し、電気を作り出す(回収する)ときの抵抗をブレーキ力として利用する仕組みです。
用途によって使い分けられるこれらのブレーキ。 次回は、最もイメージしやすい「電磁ブレーキ」の構造と、停電時に命を救う「保持力」の秘密について解説します。
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