【技術コラム 『DCブラシモータ』第6回】

寿命を延ばす!ブラシ摩耗を抑え込む設計と運用

ブラシの摩耗を抑え、モータの寿命を少しでも延ばすためには、設計と運用の両面からの対策が必須です。 

■ 運用面の対策

ブラシの許容電流を超えた過負荷駆動を避けることが、内部発熱を抑える基本です。 

また、急加速・急停止・急反転などは、ブラシと整流子の接触状態を不安定にし、部分的な摩耗や大きな火花を引き起こします。 特に起動時に一気に動かすと「突入電流」でスパークが発生しやすいため、スロースタートなどの制御を導入することが有効です。

■ 設計面の対策

ブラシを新品に交換してもすぐに摩耗や火花が再発する場合、整流子の偏心や内部温度の高さなど、別の根本原因が潜んでいます。 

ブラシ単体ではなく、接触圧力の最適化や冷却構造の見直しなど、周辺部品を含めたモータ全体を最適化する「カスタム設計」を行うことで、摩耗や火花を大幅に改善することが可能です。

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